“笑顔”で健康になる
皆さんは1日何回笑っていますか?
子どもは1日400回笑うのに対し、大人になると15回に激減すると言われています。
また、40歳代以上の男性の5人に1人が1週間に1回も声を出して笑っていなかったという調査結果もあります。
「笑顔」にはたくさんのパワーが秘められています。例えば、血行促進や自律神経のバランスを整えるなどの効果があり、それらは健康につながります。
また脳内で幸福感や安堵感をもたらす物質が分泌され、ポジティブな思考や新しいアイディアの創出にもつながります。なんとその効果は「寿命が7歳延びる」「現金280万円相当を受け取ったときと同じ刺激」と研究結果が出ています。
しかも驚くことに、笑顔に似た表情を作るだけでも同様に幸福感を得られます。
本日はこのような「笑顔」の効果を紹介します。
- 実年齢より若く見られる!?
笑った時の呼吸は深呼吸と同じ状態ともいわれます。その時、体内にたくさん酸素を取り込むため、血のめぐりがよくなって新陳代謝が活発になります。
この効果もあってか、実年齢より若いと言われたことのある方の1日に笑う回数を比較したところ、1日に5回も笑わずに若く見られる人は31.3%だったのに対し、1日5回以上笑って若く見られる人の割合は68.6%と、2倍以上も高い調査結果も出ています。
また笑顔をつくることで表情筋が鍛えられるため、小顔効果や、ほうれい線、しわ予防にも役立つため、それらも理由の一つだと思われます。
- がん予防にもつながる!?
「毎年、多くの方ががんになる」といわれていますが、笑顔はなんとがん予防にもつながります。健康な人であっても、1日3,000~5,000個ものがん細胞が発生しています。そのがん細胞を退治するNK細胞というものが体内に50億個もあるのですが、笑うことによりNK細胞が活性化し、体内の免疫力を高めると同時に、免疫システム全体のバランスを整える効果もあるので、免疫異常の改善にも繋がります。
このように笑顔にはたくさんの効果があります。
しかし、ストレス社会や時間的な余裕が減少傾向にあることや、特に日本人は外国人と比べ、表情を顔に出さない文化であることも相乗し、意識して笑顔になることは難しいと思います。
笑顔が無くても生きてはいけますが、笑顔があるから幸福を感じられる。
日常の隙間に笑顔を増やしてみてはいかがですか?