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人への投資 ~リスキリングが企業を強くする

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個人が持つ知識や能力を
「新しい価値を生む資本」として捉える
「人的資本」の考えを経営に取り入れる
企業が急拡大しています。

またDX (デジタルトランスフォーメーション)
などによる職務や業務の大幅な変化が想定される中、
これまでの社会人学習から一歩踏み込み、
市場のニーズや変化に対応できるよう
新たなスキルを身につける
「リスキリング」に注目が集まっています。

「リスキリング」と「リカレント教育」は何が違うの?

リスキリングに似た概念として、
リカレント教育がありますが、
これらは似て非なるものです。

これらの大きな違いは、
リスキリングが企業主導で戦略的に従業員に
学ぶ機会を与えるものであるのに対して、
リカレント教育は個人が主体で行い、
社会に出てから一度仕事を離れて、
大学などで教育を受け直してから
また仕事に戻るという学習行為を指すということです。

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国全体で推進されている「リスキリング」

仕事において価値を出し続けるためのスキルや知識の習得、
そのための学び直しのリスキリングは、
現在、国をあげて推し進められようとしています。

岸田首相は、5 年間で1 兆円を投じる
「人への投資」について3 本柱で
進める方針を示しています。

その中の一つがリスキリングの拡充です。

これを徹底することで
「賃上げがより高いスキルの人間を
ひき付けて企業の生産性が高まり、
さらなる賃上げにつながっていく好循環を実現する」
という効果を狙います。

今後は全職種においてリスキリングが必要不可欠に…

リスキリングは主にオフィスでビジネスに従事する人々を
対象にしているものとして議論が深まっていますが、
医療福祉業界においてもDX 推進や人的資本経営が
求められていることなどを背景に、
今後必要性が増してくるものと考えられます。

医療業界におけるリスキリングの現状とは?

実際、医療現場での、
リスキリングやスキルアップの状況は
どうなっているのでしょうか。

今年4 月に20 代以上の看護職として
医療福祉業界に従事している
男女508 名を対象にアンケート調査が実施されました。

主な調査結果は以下の通りです。

看護職の約半数(52.8%) が仕事のための
 リスキリングやスキルアップに取り組んでいると回答

取り組み内容は
「現在携わっている看護領域で求められる専門知識・スキル(57.5%)」
 が最多

取り組む理由は
「今携わっている看護領域での専門性を上げたいから(36.9%)」
「仕事の幅を広げ、できることを増やしたいから(36.9%)」
 がトップ

勤務先の55.1% で知識や技術を身に付けるための支援・研修を実施

リスキリング・スキルアップに取り組んでいるものの、
キャリアアップに関しては「目指していない(35.8%)」
という回答が最多

リスキリング・スキルアップのために望むものは
「学習するための資金や教材などの支援(26.8%)」

今回の調査では、
半数以上の看護職がリスキリング・スキルアップに取り組み、
特に自身が携わる看護領域に関する知識・スキルの習得
というスキルアップが中心であることがわかりました。

リスキリングの大きな課題と今後企業が行うべき行動とは

一方で、
リスキリングやスキルアップ自体に
取り組んでいない看護職も半数近くおり、
取り組み状況に差が見られるということが、
課題の一つとして挙げられます。

また、リスキリングに取り組んでいる人は
学ぶことへの意欲が高く、
職場も含めた外部環境に支援を
望む割合が多くあらわれているように見えます。

このような学習意欲を持つ人の
応援サポートを企業が実施することで、
働く人のエンゲージメントを高めて、
ひいては職場全体の業務の
スキルアップや生産性の底上げにつながるのです。

従業員のレベルアップは企業が支援する時代に

既に、職員への学びの場を提供されている企業も多いと思いますが、
従業員に学びの場を提供することが、
従業員個人のスキルアップやモチベーション向上、
そしてそれが、企業全体のレベルアップや生産性の向上、
それが業績向上へとつながっていくことだって期待できます。

業績向上の1つの戦略として、
改めて「人への投資」リスキリングを
企業戦略として捉えてみてはいかがでしょうか。

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従業員の学び直しに興味があるけれども、
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