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【健康経営が必要な理由】“健康経営”が企業と従業員にもたらすメリットとは?

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近年、労働人口不足などの社会課題に対応するため、
従業員の健康へ積極的に関わろうとする企業が増えています。

そのような中で注目されているのが「健康経営」です。

「健康経営」という言葉を耳にする機会が増えた一方で、
具体的な内容までは理解できていないという方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のコラムでは、
【健康経営優良法人2023(中小規模法人部門)ブライト500】
の認定を受けた弊社が、
健康経営が注目されるようになった背景や
健康経営に取り組むことで得られるメリットなどを
お伝えしていきたいと思います。

健康経営とは

「健康経営」とは、
「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」
と定義されています。

もう少しわかりやすくお伝えをすると、
企業が従業員の健康に「投資」を行い、
従業員一人一人のモチベーションやパフォーマンスをアップさせることで、
企業全体としての生産性向上、ひいては企業としての
業績向上や成長につなげていこうという取り組みを指します。

また、2016年度経済産業省によって創設され、
これまで国の事業として運営されていた「健康経営優良法人認定制度」は、
年々増加する盛り上がりの影響を受けて、
2023年から日本経済新聞社に運用が委託されました。

これらの背景には、盛り上がりを見せている健康経営優良法人認定制度に対し、
民間事業者のアイディアを活かすことでさらなる普及を図る目的があるようです。

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健康経営の注目は年々高まっている

健康経営に取り組む企業は年々増加しています。

中小規模法人部門をみてみると、
健康経営優良法人認定制度が創設された2016年度の申請数397件に対し、
2022年度は14,430件の申請がありました。

6年で申請数が約36倍も増加していることなどから、
健康経営への関心が高まっていることがわかります。

出典:経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課「健康・医療新産業協議会 第7 回健康投資WG 事務局説明資料」P4
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_
info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/007.html

健康経営が注目される背景

少子高齢化により労働人口が減少している中、
従業員一人当たりの業務量負担増加に伴う長時間労働など、
労働環境の悪化が問題視されるようになりました。

さらに、労働環境の悪化により体調不良を訴える社員が増加したことで、
企業の社会保険料負担が増加し、経営にも大きな影響を及ぼしています。

これらの問題解決の一つとして、
働く環境や従業員の健康状態を整え、
従業員一人一人が最高のパフォーマンスを発揮できる状態、
つまり高い生産性を発揮できる状態を保つことが
重要であるという考えが広まったのです。

加えて、労働人口が減少し続けるなか実施された定年年齢の引き上げに伴い、
年齢関係なく長く活躍できる環境づくりや従業員の健康寿命延伸も
企業課題として挙がるようになっています。

これらの理由から、健康経営に注目する企業が増え始めたのです。

健康経営に取り組むことで企業が得られるメリット

従業員の健康に投資をすることで、
企業が得られるメリットはたくさんあります。

その中でも今回は、代表的なメリットをお伝えいたします。

【 生産性の向上 】

健康状態や生活習慣は生産性に大きな影響を及ぼします。

企業が健康経営に取り組み、
従業員の健康状態や生活習慣が整えば、
体調不良による欠勤の減少や出勤時のパフォーマンス向上に
つながることが期待できます。

また、心身の状態が良いと、労働意欲も高まり、
企業全体の生産性向上につながります。

【 企業イメージの向上 】

健康経営への取り組みは、
“働きやすい職場環境が整っている良い企業”というイメージにつながります。

加えて、
「健康経営優良法人」などの認定を取得することができれば、
社会的信頼度がさらに高まるでしょう。

このように企業のイメージが向上し、社会からの信頼度が高まることは、
優秀な人材の確保や売り上げの向上へとつながっていくのです。

【 離職率の低下 】

健康経営に取り組み、従業員の健康状態が良くなることで、
健康上の理由による退職や休職が減少します。

また、企業が健康経営に取り組んだ結果として、
従業員のやりがいやエンゲージメント、
企業に対するロイヤリティが向上すれば、
この会社で働き続けたいという定着率のUPも期待できます。

【 医療費負担の減少 】

企業が健康経営へ取り組み、
従業員の身体的・肉体的健康が保たれることで、
病院へかかる機会も減少します。

その結果として、従業員側はもちろん、
企業側の医療コスト削減にもつながるのです。

健康経営に取り組むことで従業員が得られるメリット

健康経営への取り組みは、
その企業に所属している従業員にも大きなメリットをもたらします。

【 健康増進・生活習慣の改善 】

企業が健康経営のために施策を講じたり、
福利厚生を整えることは、
そこで働く従業員の健康的な生活実現へとつながります。

また、企業が健康経営に取り組み始めると、
そこで働く従業員一人一人の健康意識が高まる傾向にあるため、
普段の会話で健康の話題が上がるようになるなど、
健康を意識する機会が自然と増加します。
このような雰囲気が、
健康増進や生活習慣の改善につながるのです。

【 労働環境の改善 】

従業員にとって働きやすく、
健全な労働環境を整備することも、
健康経営の一環だとされています。

そのため、企業が健康経営の実現を目指す過程において、
長時間労働や残業の減少に取り組めば、
自ずと従業員の働く環境も改善していきます。

こうした取り組みによって、
ワークライフバランスが整うため、
従業員個人の私生活充実も実現するのです。

その影響が仕事のモチベーションへとつながり、
仕事・プライベート両面において良い循環が
生まれることも期待できます。

健康経営に取り組むべき企業の特徴

健康経営は、業種を問わず全ての企業にとって
非常に良い取り組みだといえます。
中でも、以下の状況に当てはまる企業様には、
特に健康経営への取り組みをおすすめいたします。

【 健康診断やストレスチェックなどの結果が良くない 】

健康診断の結果やストレスチェック値の良くない従業員が多い場合、
健康面やメンタル面の不調により、
仕事の遂行に影響が出ている可能性もあります。

また、こういった従業員は長期的にみても、
体調不良などによる休職のリスクが高い状態だといえるため、
早い段階から、企業側で何か施策を講じる必要があるでしょう。

【 高齢の従業員が多い 】

定年の延長などから、従業員の高齢化が進んでいる企業も増えています。

企業にとって従業員は年齢関係なく貴重な存在だといえますが、
従業員が高齢になるにつれて、怪我や病気をする機会が増加したり、
怪我や病気をした際などの回復にも時間を要するようになるという点は
注意をしておかなければいけません。

そのため企業側にも、
日ごろから従業員の健康意識を高め、身体機能の維持・向上を促すことで、
従業員の怪我や病気を未然に防ぎ、より長くいきいきと働けるように
サポートすることが求められるのです。

【 よく休む従業員がいる、体調・メンタルの不良を訴える従業員が多い 】

健康上の問題による仕事の欠勤を“アブセンティーズム”
欠勤には至っていないものの健康上の問題が理由で
生産性が低下している状態を“プレゼンティーイズム”といいます。

職場内にこれらの傾向がある従業員が多い場合は注意が必要です。

特に、アブセンティーズムの状態においては、
メンタル不調や、頭痛、眼精疲労などが要因となり、
生産性低下にもかなり大きな影響を与えるため、
企業活動において非常に問題視されています。

このような状態は、
本人のみに関わらず、周囲にもたらす影響も大きいため、
企業として何か行動を起こす必要があるといえそうです。

企業側で従業員が健康的に働ける環境の整備を行うことができれば、
従業員のパフォーマンス向上に加え、
仕事によるストレスや体調不良などによる休職を防ぐことができます。
その結果として、一人一人の生産性向上はもちろん、
組織全体の生産性向上へとつながっていくことが期待できるでしょう。

あなたの企業でも健康経営に取り組んでみませんか

今回のコラムでもお伝えしてきた通り、
健康経営に取り組む企業は年々増加しています。

健康経営は、従業員個人にはもちろん
企業にとってもたくさんのメリットがある取り組みです。

健康経営に取り組みたいけど、
何から始めたらよいか分からないとお悩みの経営者様・ご担当者様は、
まず企業全体や従業員一人一人の健康状態を
把握することから始めてみませんか。

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さらには、その結果を踏まえ各企業様に合った健康経営の取り組みを
サポートいたします。

【お知らせ】エイジェントヴィレッジ健康経営優良法人2023 〈ブライト500〉認定のご報告

 

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