令和元年10月までにキャッシュレス決済!準備は万全ですか?
10月の消費税増税まで、あと1か月と少し。
増税対策はできていますか?
■ポイント還元制度
消費税増税の対策の一つとして、“ポイント還元制度”という政策があります。
この制度は、お店でクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済を利用した消費者に対して、政府から購入金額の2%または5%分がポイント付与されるという制度です。
制度に登録申請した小売店や飲食店などは、今年の8月中旬時点で約40万件に達したと言われています。対象となるお店は全国に約200万件程度あります。
10月の制度開始までに、さらに増加しそうです。登録申請した店舗は経産省がリストアップしており、専用のマークが表示されます。
残念ながらこの制度は永遠に続くわけではなく、今年の消費税率引き上げ開始から約9か月間の期間限定の制度です。
この期間限定の制度に乗り遅れることなく活用するためには、10月までにキャッシュレスに対応するための準備が必要です。
■知ると便利!デビットカード
キャッシュレス決済の方法として、すぐに思い浮かべられるのはクレジットカードではないでしょうか。
しかし、クレジットカードは、利用してから引き落とし日までのタイムラグがあります。
また支払い金額が確認しづらいため、使いすぎのリスクがあります。そのため手を出しづらいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在は、そういった方にでも利用しやすいキャッシュレス決済の方法として“デビッドカード”があります。
“デビッドカード”は、クレジットカードと異なり、カード利用と同時に、支払い口座から利用金額が引き落としされますので、銀行口座残高以上にお金を使いすぎる心配がなく、安心して利用できます。
このデビッドカードもキャッシュレス決済として、ポイント還元制度の対象です。
デビッドカードやクレジットカードを作る際には、基準の1つとしてカード会社が設定する還元率に注目しましょう。
還元率は、預金残高や前年度利用金額などに応じて設定される場合が多いです。
そして、例えば通常は0.6%の還元率のカードでも、30歳以下の方の利用時には、0.8%の還元率に増えるという若い方にとってはメリットが大きく、嬉しいカードも存在しています。
このように、カード会社によって、ターゲットとしている顧客層や、行っているサービスなど様々です。
また、還元率は高くても、ポイントとしてのみ利用できるものや、お金としてキャッシュバックされるものなど様々です。詳細もチェックしましょう。
ご家庭やご自身の状況を照らし合わせた上で、最も適したサービスは何かをしっかり調べてカードを選びましょう。
そしてデビットカード含めたキャッシュレス決済を賢く利用し、消費税増税に備えていきましょう。