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認知症予防に効果あり~脳への「健康投資」の実践法~

仕事中にお客様の名前がすぐに出てこない。業務内容は覚えているのに、肝心な部分が抜けてしまう。このような日常的なミスが増えると、やはり「自分も認知症予備軍かもしれない」と不安になりますよね。今回、ご紹介するのは、「ケトフレックス12/3」という食事による予防法です。この方法は、脳の健康維持に役立つとされ、実践することで認知症のリスクを軽減できる可能性があります。

「ケトフレックス12/3」とは?

大まかな概要で説明すると、「1日のうちで12時間は断食する時間を設け、さらに就寝時間の3時間前までに夕食を済ませておく」アプローチ法で、以下の4つのポイントを実践します。

  1. 12時間以上の断食:体内のケトン体を増やし、脳のエネルギー供給を助けます。例えば、夜7時に夕食を取り、翌朝7時まで何も食べないようにします。
  2. 寝る3時間前に食事を済ませる:就寝直前に食べると、睡眠の質が低下するため、寝る3時間前までに食事を終えることが推奨されています。
  3. 糖質の制限:パンやアルコール、ジャガイモなどは控え、代わりにオリーブオイルやアマニ油といった不飽和脂肪酸を摂取することで、ケトン体の生成を促進します。
  4. 運動の習慣化:週に150分の有酸素運動と、1日おきに筋トレを取り入れること。

誰でも始められる小さな一歩

この食事法は、初めて取り組む際には少しハードルが高いと感じるかもしれません。では、最初から完璧を目指さなくても、まずは寝る3時間前に食事を済ませておくことから始めてみては?
少しずつ取り組むことで、脳に「ゴミ」を溜めない生活習慣が身についていくはずです。
「ケトフレックス12/3」は、アルツハイマー型認知症の予防に限らず、健康全般に良い影響を与える方法です。今からでも取り入れて、将来の自分のために備えていきましょう。