脳活のススメ
知っているはずなのに、思い出せない・・・
ということは、誰もが1度や2度あることかと思います。
しかし、それが続くと不安になるかもしれません。
脳を活性化させることは、認知症予防を考える高齢者のみならず、
現代は若年層にも注目されています。
■加齢による認知機能の低下
体力の衰えと同じように、加齢により脳の働きにも変化が起こります。
人の名前や、場所の名前を思い出すのに時間がかかる、という現象も脳の働きが若い頃とは変化するためです。
認知機能は、記憶、思考判断力、言語機能などの知的能力ですが、脳が老化すると、これらの認知機能が衰えはじめます。
しかしながら、生活習慣により認知機能が衰えるスピードに差が出ることが分かっています。
個人差や部位による差はありますが、特に萎縮が早いのが前頭葉です。
前頭葉とは「ワーキングメモリ」すなわち脳の司令塔ですが、加齢ともに衰え、50代ではピーク時よりも30%ほど低下するそうです。
感情や意欲、柔軟性などをつかさどる部分なので、衰えると怒りっぽくなるなど、メンタルのバランスも崩しやすくなる可能性があります。
いつまでも健康でいるために、日々の生活習慣の中で脳をケアできる方法をご紹介します。
■脳を常に最高の状態に保つための、5つの脳活のススメ
- 新しいことを学んで記憶力を高める。
- 食べ過ぎに気を付ける。(食べ過ぎは記憶力低下の影響を及ぼします)
- 週2回の1時間以上の有酸素運動を行う。(週に1~2時間サイクリングのエクササイズをした被験者の長期記憶は6カ月後に高まったという検証結果があります。)
- 1日10分、静かな場所でゆっくりと深呼吸をしながら瞑想を心がける。
- 和食や地中海食(野菜、果物、豆類、精製度の低い穀類、魚介、オリーブオイルで構成されたもの)などを中心に食事に配慮する。
■地中海食の実験結果
上記で紹介した地中海食を実践している地中海地域の人を調査したところ、
コレステロール値が他の地域と比べて顕著に低く、心血管病(動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害など)による死亡率が、世界で最も低いということが判明しています。
ぜひ、脳を常に活性化させて、若々しさを維持するために、
生活に取り入れられそうなところからトライしてみてはいかがでしょうか。