運動とゴミ拾いが合体!プロギングをしてみませんか?
「健康にいいことをしたい」「社会に貢献する活動にも興味がある」そんな想いを同時に叶える新しいライフスタイルとして、今、注目を集めているのが“プロギング”です。
プロギングとは、ジョギングをしながら道端のゴミを拾うというスウェーデン発祥の活動です。「plocka upp(拾う)」+「jogging(走る)」が語源で、北欧を中心に世界中へ広がり、日本でも企業や自治体が取り入れ始めています。
運動不足や環境問題など、私たちが抱えるさまざまな課題にポジティブにアプローチできるプロギング。その魅力と始め方をご紹介します。
【プロギングの魅力は「一石三鳥」!】
①健康づくりに効果的
ジョギングに加えて、しゃがむ・立つ・ひねるといった全身運動が加わるプロギングは、通常のランニングよりも消費カロリーが高いとも言われています。筋トレ要素も含まれており、体幹強化や柔軟性アップにも効果的です。
普段の運動にマンネリを感じている方にとっても、新鮮で楽しく取り組める活動です。
② 環境にやさしい
街中や公園、河川敷などの目につきにくいゴミを拾いながら走ることで、地域の美化に貢献できます。
誰でも始められ、小さなゴミ1つを拾うだけでも、「自分が社会に貢献している」という実感が得られるのが、プロギングの良さです。SDGs(持続可能な開発目標)の「12 つくる責任 つかう責任」「13 気候変動」「15 陸の豊かさも守ろう」などとも関連が深く、企業活動の一環としても注目されています。
③ 仲間とつながる
1人でもできますが、チームで取り組むプロギングは、協力や会話を通じて自然と一体感が生まれます。共通の目標があることで、職場のチームビルディングにも効果的です。
社員同士の交流の機会や、部署を越えたコミュニケーションを育む場としても活用できます。
【プロギングの始め方:3つのステップ】
プロギングは特別な道具や環境がなくても、気軽に始められるのが魅力です。
Step1:準備しよう
必要なものは次の通りです。
・動きやすい服装・運動靴
・軍手
・ゴミ袋(リュックや腰に付けられるものが便利)
・トング(あれば衛生的に◎)
・水分補給用の飲み物
気温や天気に合わせた服装を意識し、無理のない距離でスタートしましょう。
Step2:ルートを決めて安全第一
交通量の少ない公園や遊歩道、海岸沿いなど、安全に配慮したコースを選びましょう。ゴミが多いエリアは、意外と気づかないだけで身近にあるものです。
慣れてきたら、職場の近くや通勤ルートを使っての「通勤プロギング」もおすすめです。
Step3:気負わず、楽しんで!
「今日は10分だけ」「気がついたらゴミを拾っていた」程度でもOK。プロギングは“気づきと行動の習慣化”が大切です。
完璧を目指すよりも、「できる範囲で」「楽しく続ける」ことを目標にしましょう。
【まとめ:小さな行動が、大きなインパクトに】
プロギングは、「走るだけでも、拾うだけでもない」。
“自分と社会を同時に整える”新しい習慣です。
時間がなくても、完璧でなくても構いません。
1回の活動で拾えるゴミは少しでも、それを“続ける力”こそが未来を変える大きな力になります。
さあ、今日からできる社会貢献。
あなたもプロギングで、心も体も地球も、ちょっとずつ整えてみませんか?