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コラム

「見た目」より「快適」へ 年齢と共に変わる体と上手に付き合う幸福論

私たちは年齢を重ねるごとに、体型の変化を感じます。基礎代謝の低下、体力の変化、そして「昔は通用したダイエット法が通用しない」という焦り。この変化に対し、過去の体型に戻すことや、他者からどう見られるかを基準に「我慢のダイエット」を続けることは、精神的な負担となり、いずれ破綻してしまします。

 

今私たちが提唱したいのは、「人から見られる体形」から「自分が過ごしやすい体形」へと意識をシフトすることです。健康経営やウェルビーイングが叫ばれる現代において自分自身の幸福度と快適さを最優先するという、体との新しい向き合い方を提案します。

 

1.「自己肯定感」を高める体形管理とは

多くのダイエットは「足りない部分を補う」または「悪い部分を直す」という欠乏感に基づいています。年齢と共に体形が変化していくのは、基礎代謝の低下、ホルモンの変化、筋力の低下、生活習慣の変化により、体形は変化していくこともあるでしょう。

加齢と共に変わる体を受け入れ、その変化の中で「今日の自分のベスト」を目指すことこそが、自己肯定感を高めます。

 

ダイエット」から体と心の「快適性維持」へ

体形管理の目的を、「体重を減らすこと」から体と心の「快適性維持」に切り替えまししょう。

  • 重視するもの:人から褒められる見た目ではなく、朝スッキリ起きられるか、階段を上がっても息切れしないか、夜ぐっすり眠れるかといった、日々の活動の質を重視しましょう。
  • 幸福度:ストレスを感じながら目標体重に達するよりも、多少体重が増えても、心身が満たされていて、仕事にも集中できる状態の方が、長期的な幸福度は高くなります。

 

自分自身が最も快適に動ける体重ゾーン、最も活力が湧く食事の仕方を知ることが、何よりも大切です。

 

.運動も食事も「続けやすさ」が成功の鍵

体への投資は、短期間で大きな効果を求めるよりも、「長く続けること」が最も重要です。特に忙しいビジネスパーソンにとって、続けられない習慣は全て「浪費」となります。

(1)運動を「日々の楽しみ」に変える

無理な筋力トレーニングやストイックなランニングは、かえって怪我や挫折の原因になります。

  • 続けられる習慣の導入:毎日エレベーターを使わずに階段を使う、一駅分歩く、椅子に座りながらストレッチするなど、「頑張らなくてもできること」を習慣化します。
  • 「好き」を優先:義務感ではなく、気分が明るくなるようなダンスや、自然の中でのウォーキング、家族とのキャッチボールなど、自分が心から楽しめる活動を運動と定義します。楽しさが続けば、体は自然と引き締まります。
  • ストレスをためない:過度なストレスはホルモンバランスや食欲に悪影響を及ぼすため、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

 

(2)食事を「栄養補給」として捉え直す

カロリー計算や極端な糖質制限は長続きしません。食事の目的を「空腹を満たすこと」ではなく、「今日の自分を動かすための栄養補給」と捉え直しましょう。

  • 意識すべき栄養素:年齢とともに減少する筋肉の材料となるタンパク質と腸内環境を整える食物繊維を意識的に増やします。
  • 十分な水分補給:代謝を助けるためにも、こまめに水分を補給することも大切です。
  • 自己肯定感の維持:たまには好きなものを食べる日があっても大丈夫、と自分を許容する柔軟さが、かえって次の日の健康的な選択を促し、継続力を高めます。

 

.健康と「お金」の視点:未来への視点

「自分が過ごしやすい体型」を維持することは、将来の医療費という「お金」の不安を軽減する、最も確実な投資となります。

  • 医療費削減効果:適度な体型を維持し、血糖値や血圧を安定させることは、将来的な生活習慣病のリスクを大幅に下げます。これは、高額な医療費や、病気による長期的な休職リスクという、企業と個人双方のコストを削減することに寄与します。
  • 生産性の向上:体が快適であれば、睡眠の質が高まり、日中の集中力や肺活量が増加します。これは、仕事のパフォーマンス向上という形で、現在の収入やキャリア形成にもプラスの影響をもたらします。

 

自分を大切にする「セルフケア」の時代へ

年齢と共に変わる体と上手に付き合うとは、「自分自身が、自分にとって最高のパートナーとなる」ことを意味します。

他者の評価や過去の理想に縛られるのをやめ、「健康」「快適さ」「継続性」を軸に体系管理を捉え直しましょう。自分を肯定し、ストレスなく続けられるセルフケアこそが、あなたの人生のウェルビーイングを高め、活き活きとした毎日と、豊かな未来を創造するための秘訣です。