細切れ運動のススメ
現在、外出自粛の影響により運動不足の方も多いのではないでしょうか。
運動不足が身体にもたらす影響として、
・糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかりやすくなる。
・血流が悪くなり、疲労感を感じやすくなり気分も落ち込みやすくなる。
等が挙げられます。
今回はこれらの具体的な対処法についてご紹介いたします。
運動をすることは重要ですが、今まで運動習慣がなかったにも関わらず、
急に激しい運動を始めるのは大変なことです。
運動習慣を長期的に継続させるためにも、
無理なく普段の生活に取り入れやすい運動から始めるのが良いでしょう。
日々の運動不足の解消におすすめの運動としては
ウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの
有酸素運動が挙げられます。
成人はこの運動を週150分程度行うといいと言われています。
1日30分の運動を週5回行うと考えてみると、
イメージしていただきやすいかと思います。
しかし、実際は1日30分の運動するためにまとまった時間が
取れないという方も多いのではないでしょうか。
このような方に対しては、『細切れ運動』をおすすめします。
『細切れ運動』とは、1日30分の運動を
10分×3回などに分ける方法のことを言います。
20分以上運動をしないと脂肪が燃焼しないということを
聞いた事があるかもしれません。
しかし、これまでの研究成果から1日に30分の運動を1回行うのも、
10分の運動を3回行うのも、両者の減量効果に差はないと認められています。
つまり同じ運動であれば、その効果は総運動時間に相等するといえるのです。
1回に30分まとまった運動をしようと考えると
高いハードルに感じる方もいるかもしれません。
しかし、1日に10分間の散歩を3回行うと考えてみてください。
少しハードルは下がるのではないでしょうか。
例えば、毎食後に10分の散歩を取り入れる、
起床後に朝の散歩を取り入れてみるなど
1回10分であれば比較的生活の中にも取り入れやすくなります。
さらに、万歩計やアプリを活用して、
自分の歩いた歩数を見える化し、目標〇歩と定めておくと、
運動効率もモチベーションも上がります。
何よりも無理せずご自身に合った方法で
運動習慣を長く継続することが大切です。
外に出る機会がほとんどないこの自粛期間中、
ウォーキングを兼ねたちょっとしたお散歩は、
気分転換としても効果的です。
この機会にご自身の運動習慣を見直してみてはいかがでしょうか。