今備えておくべき【FCP】って何?
東日本大震災によって、多くの企業が貴重な人材や設備を失い、事業を続けることが困難な状態に陥りました。
このことから、ビジネスの現場では、大きな災害や予期せぬ事故が起きた場合に、企業が事業を続けたり、早く再開させるための計画である「BCP( Business continuity plan)事業継続計画」を策定する事が浸透してきています。
また、BCPを家庭に置き換えたのが「FCP(Family continuity plan)家族継続計画」です。
災害は突然やってきます。人は思いがけないことが起きると頭が真っ白になり、何をすれば良いか分からなくなり、とっさには行動できません。
そんな時に備え、家族間での決まり事を作っておき、常に携帯しておく事で、緊急の事態でも対応する事が出来ます。
【具体的に何をすればいいの?】
FCPは各分野で緊急事態が発生した場合の対処方法を整理します。
・家族の安全や健康に関する視点 | ・耐震補強工事や防災家具、シェルター等の安全確保 ・家族の安否の確認方法や避難場所の下調べなど |
・住宅や持ち物・物資に関する視点 | ・ハザードマップなどで、地震・水害などの危険性の事前確認 ・地震や災害に備えた備蓄や防災グッズの準備 |
・お金・財産に関する視点 | ・緊急事態に備えた手元現金の確保 ・金融資産、財産の目録 |
【マニュアルが必要な訳は?】
人は想定外の事態が生じた時には頭が真っ白になり、シュミレーション通りに行動できません。そのため、家族会議で決定した内容の大半も、事態が落ち着くまで思い出すことが出来ません。
そうした時に頼りになるのがマニュアルです。
【マニュアルは全員が携帯しておくべき!】
実際には、想定した通りの災害が発生することは極めて稀です。しかし、マニュアルを携帯しておくことで、災害発生時も落ち着いて状況に応じた対処をすることはできます。被災時にはマニュアルのあることを心強く感じることでしょう。
今後の災害に備えて対策をしておきたいと考えている方は、9/10(金)のFCPセミナーにぜひご参加ください。
このセミナーでは、大規模災害の発生前に準備すべきことを、上記の家族の安全に関する視点・物資に関する視点・お金や財産に関する視点からFP講師が解説をいたします。セミナー受講者の方と考えていくセミナーです。