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【多くの企業が注目!】従業員の成長が企業を救う?従業員を伸ばすリスキリングとは?

ここ最近、「リスキリング」という言葉を
耳にする機会が増えたのではないでしょうか。

世の中の変化が激しく、人手不足も叫ばれる中、
これまでよりもさらに業務効率化や生産性の向上が
求められるようになりました。

そのような背景もあり、
近年ではリスキリングへの注目が高まっているのです。

今回の記事では、
リスキリングとは何なのか?
取り組むメリットはどこにあるのか?
などについて詳しくご説明していきます。

リスキリングとは?

リスキリングとは技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、
新たな知識やスキルを学ぶことを指します。

とても簡単にまとめると”学び直し”です。

経済通産省が公表した資料では
リスキリングが以下のように定義されています。

「新しい職業に就くために、あるいは、
今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを獲得する/させること」

この定義からも読み取れるように、
リスキングは個々がそれぞれで学び直しを行うものではなく、
新たな時代を生き抜くために、
企業と個人が一緒になって取り組むべきことなのです。

中小企業こそリスキリングに取り組むべき理由

人手不足が深刻化している中で
優秀な人材を確保しようと思うと、
大きなコストや時間がかかってしまいます。

そのため、中小企業は大企業に比べ、
人材の獲得が難しくなっているのです。

そういった背景もあり、中小企業では
外部から新たな人材を雇用するよりも、
会社のことを熟知している社員へリスキリングを行い
新たなスキルや知識を取得してもらうほうが

コストや時間の削減につながり、
会社にとっても現場にとってもよりよい手段になることがあります。

実際にリスキリングに取り組む企業はどれくらいあるの?

2022年に株式会社manebiが行った
リスキリングに関する調査によると、

現在リスキリングを実施している企業は約52.6%

また、今後実施予定の企業は13.2%

とリスキリングに対してすでに行動を起こしていたり、
興味を持っている企業が半数以上を占めています。
(参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000028888.html)

このように、近年では各企業で学び直しに対する
関心が高まっていることが分かります。

企業がリスキリングに取り組むメリット

リスキリングを行うことは、企業や組織に様々なメリットをもたらします。
こちらではリスキリングがもたらすメリットを5つご紹介いたします。

【 業務を効率化・生産性の向上につながる 】

リスキリングで学んだスキルを既存業務に活かして
もらえるということが期待できます。

DXに関するスキルや知識を身に着けることで、
業務の自動化や工数の削減が可能になり、
ルーティーンワークの削減や、
業務の自動化やスピードアップにつながることもあります。

その分、他の業務に時間を割くことができ、
業務の効率化や生産性の向上につながっていくのです。

【 採用コストを削減することができる 】

業務に必要なスキルを持った人材を採用するには、
大きなコストがかかります。
中でも、近年多くの企業がDX推進に取り組む中では、
DX人材市場は競争が激しく、コストや難易度も高まっています。

そのような中、リスキリングで
従業員のスキルUPをすることができれば、
新たな人材を採用する手間や
コストを減らすことができます。

【従業員のエンゲージメントUPにつながる】

リスキリングによってスキルアップし
自身の成長を感じることで、
仕事に対するモチベーションが向上する
ということも大きなメリットです。

またこの場合、成長の機会を設けた企業に
対するロイヤリティも高まり、
エンゲージメントの向上や業務の生産性にも
良い影響がもたらされる場合もあります。

【従業員の選択肢を広げることができる】

リスキリングを通してできることが増えると、
従業員のキャリアの選択肢を広げることができます。

リスキリングによる学びを、
これまでの業務にはもちろん、
他の業務にも活かしていくことで、
これまでよりも幅広い業務に携わることができ、
活躍できるポジションを広げることも期待できるでしょう。

幅広く活躍できる社員がいてくれるというのは、
企業にとっても大きな強みになるのではないでしょうか。

【事業の新しいアイデアが生まれやすくなる】

リスキリングを行っている社員は、
視野が広がり新たな視点や考え方を
持てるようになる傾向にあります。

そのため、リスキリングによって
新たなスキルや知識を身に着けることが、
今までにないアイデアや発想につながることもあるのです。

このように社内に新たな風を吹かせるという点でも、
リスキリングに取り組む価値は非常に大きいと言えます。

リスキリングを進めるためのステップ

リスキリングを導入するにあたっては、
どのように進めていけばよいのでしょうか。

リスキリング導入の際に、企業が踏むべきステップをご説明いたします。

【 リスキリングの目的と対象を定める 】

リスキリングでの目指すべきゴールを
はっきりさせるためにも取り組む前に、
リスキリングを行う目的や対象者、
対象組織を明確にすることが大切です。

そこで重要になるのが、
リスキリングを行う目的や目標の丁寧な共有です。

リスキリングを実施する意図が従業員へしっかり伝わっていないと、
リスキリングが会社からの一方的な施策となってしまい、
成果が出づらくなることもあります。

そうならないためにも、
従業員に対して事前に目的や目標を共有する機会を設けて、
個人として成長・変化をすることへの
モチベーションが高まった状態で
リスキリングに臨めるようにしておきましょう。

【 目標と現状のギャップを把握する 】

リスキリングによる効果や進捗を
より分かりやすくするためにも、
現在対象者が保有しているスキルと、
今後必要となるスキルのギャップが
どれほどあるのかを明確にしておくことが大切です。

対象者のスキルの把握については、
スキルマップなどの活用によって
可視化を行うとよいかと思います。

これらのデータをもとに本人に提示をすることで、
“今何を学ぶべきか”を理解してもらいやすくなり、
納得感や前向きな姿勢へとつながっていきます。

【 教育プログラムの決定 】

リスキリングを行う際に重要になるのが、
教育プログラムの選定です。

これまでの手順をしっかりと踏まえて、
今後必要になるスキルを見極め、
そのスキルを得るために必要となる
教育カリキュラムの選定を行うことが大切です。

この教育カリキュラムを自社開発しようとする
企業も多く見受けられますが、
リスキリングの学習内容は専門性を求められるものや
より実践的な教育が必要となるものもあるため、
外部の専門家の力を借りることや、
教育コンテンツを活用することを
検討してもよいかもしれません。

【安心して学べる環境を整備する】

リスキリングを行うにあたっては、
離脱せずに学習に取り組める環境を
整えることも重要です。

リスキリングは基本的に働きながら学習することになります。
そのため、リスキリングを就業時間内に組み込み、
業務の一環として取り組めるようにして、
従業員の負担にならないような学習時間の確保を
行うなどの工夫も大切です。

【 習得したスキルを活かせる場を提供する 】

リスキリングでせっかくスキルを取得したのにもかかわらず、
実践できる場がなければ能力として定着はしませんし、
業務に活かすこともできません。

スキルを学んだ後は、
そのスキルが活かせるような部署へ異動させたり、
スキルを活かすトライアル業務を取り入れるなど、
できるだけ早く実践できる場を提供し
実体験を積める場を設けるようにしましょう。

リスキリングに取り組むうえでの2つのポイント

リスキリングを企業からの一方的な施策にしてしまわないためにも、
ポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは、リスキリングを進める際に
抑えておくべき2つのポイントをご紹介いたします。

【 従業員のモチベーションを維持しながら継続できる環境を作る 】

リスキリングでは、
継続して学んでいくことも重要な要素となるため、
再教育を受ける従業員のモチベーションが
維持できるかどうかということが大きなポイントとなります。

そのため、従業員に対してリスキリングを勧める際には、
今後、本人がどのようなキャリアを積んでいきたいのか
というようなビジョンを明確にしておくことが大切です。

そして、リスキリングがその過程に与える影響を伝えておくことで、
従業員のモチベーション維持にもつながるでしょう。

【 社内での理解を促して、会社全体でサポート体制を整える 】

リスキリングを推進するにあたっては、
対象者(対象部署)と企業の理解のみではうまくいきません。

効率よくリスキリングを進めていくためには、
全職員に目的や趣旨を理解してもらい、
社内でのサポート体制を作り上げることで、
効率よくリスキリングを進めることができ、
成功へつながりやすくなるのです。

このような環境を作るためには、
責任者様や経営者様、役員の皆様が積極的に啓発活動を行い
社内周知・サポートを呼びかけることが重要になります。

中小企業での取り組み事例

リスキリングは大企業が取り組むことで、中小企業は関係ないでしょ?
とお考えの方も見えるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
国内の中小企業で積極的に取り組まれている企業様もいらっしゃいます。

その中でも、今回は宿泊業を営む株式会社陣屋さまの事例をご紹介いたします。

【 株式会社陣屋さまのリスキリング事例 】

株式会社陣屋さまでは
顧客満足度を向上させるための取り組みとして、
IoT活用による業務効率化を推進されています。

その中で、全従業員がIoTを活用でき、
業務効率化を図ることを目的にリスキリングが行われました。

リスキリングの目標として、
全従業員がデジタルツールを使いこなすことを掲げ、
以下のような取り組みを行ったそうです。

・IoTの必要性を説明することで、従業員の不安や抵抗感を払拭する

・手書きによる帳票記入を完全に禁止し、実践の場で使わざるを得ない環境を作ることで、学習を徹底する

・デジタル操作ミスを許容することで、失敗から学ぶことを奨励。
そして再発防止策をマニュアルに組み込む

・お客様の声などの共有においても、社内SNSを積極的に活用。
経営者側も積極的な投稿やコメントを行う

など

結果、従業員のマルチタスク化やオペレーション改善につながり、
従業員自身が考えて判断・自律的な働き方をする組織に変化。
そしてこれがサービスの質が向上へつながり、
リピーター客が増加しているそうです。

リスキリングを導入して、社内組織を強化しよう!

変化の激しいこの時代に対応していくためには、
従業員の学び直しがより一層求められるようになってきます。

実際に、急速にデジタル化が進む一方で
DX人材が不足しているという背景から
デジタル領域におけるリスキリングに
力を入れる企業が増加しています。

このように社内人材の学び直しをサポートすることが、
社内組織の強化会社の進化へとつながっていくのです。

そして今後は、人材採用の面においても、
教育制度がある企業なのか、
スキルアップのサポート体制が整っている会社なのか
という観点がより重要視されるようになることが予測されます。

企業の生産性向上、社員の働き甲斐向上のためにも
社内でのリスキリングに取り組んでみてはいかがでしょうか。

リスキリングと合わせて“お金”“健康”の学び直しにも注目が集まるように・・・!

長寿化での課題が叫ばれるなか、業務上のスキルのみではなく、
人生を生きるうえで必要な”お金”や”健康”に関する知識の
学び直しの場を提供する企業も増えてきました。

「仕事とは無関係だし、企業がそこまでサポートする必要あるの?」
そう考えられる経営者様や役員の皆様もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これらは仕事と決して無関係ではないのです。
ある調査によると、経済面・健康面の不安は
生産性にも関わっているという調査結果があります。
つまり、健康やお金についてしっかりした知識があり、
管理ができている人ほど生産性が高いといえるのです。


参考:https://www.wtwco.com/ja-JP/Insights/2020/01/hcb-nl-january-kinugasa より
経済的健康・身体的健康とエンゲージメントの関係(出典:ウイリス・タワーズワトソンGBA調査)

このように従業員ひとりひとりの生産性が上がれば、
企業全体の生産性も向上し、売り上げUPにつながります。

また近年では勤務先企業を選択する際に福利厚生に注目する人も増え、
従業員の人生全体を見てサポートをしてくれる
企業への需要も高まりつつあります。

リスキリングと合わせて、
従業員の人生をサポートする
”お金”や“健康”の教育を取り入れてみるのも
良いかもしれませんね。

お金”と”健康”の学び直しをサポートするMoneyWwllness®

学びの機会を提供することは、
従業員の人生を豊かにすることにつながり、
モチベーション向上も期待できます。

弊社でも、Money wellness®を通して
長寿化を生き抜くためには欠かせない、
金融知識や健康知識を中心とした、
学び直しの場を提供しています。

従業員の学び直しに興味があるけれども、
なかなか一歩が踏み出せないという方は、
考えるきっかけとして、ぜひ以下のツールをご活用ください。

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