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夏に多い脳梗塞~水分不足が招くリスク~

成人病として知られる「がん」「心臓病」「脳卒中」。その内、脳卒中は脳梗塞と脳内出血(くも膜下出血)に分けられますが、脳梗塞は夏に多いといわれています。

なぜ脳梗塞は夏に多いのでしょうか。

脳梗塞を発症させないための予防対策を確認しましょう。

 

脳梗塞とは?

脳梗塞とは、脳の血管に血の塊が詰まってしまい、その結果血流が途絶えて脳の働きを低下・細胞を壊死させる病気です。発症後に治療で一命を取り留めたとしても、後遺症が残る人も多くいます。

 

なぜ夏に脳梗塞が多いのか?

脳梗塞は「血の塊が血管に詰まる」ことで引き起こされる病気です。この血の塊は「血栓」といわれ、血液がドロドロの時に発生する傾向にあります。

夏は大量に汗をかくので、身体が水分不足の状態になりやすいです。水分不足になると、血液がドロドロになり血栓ができやすくなるので、血管も詰まりやすくなります。また、高齢者や血圧降下剤などを使用している方も、血流が悪くなる傾向にあります。血液をサラサラにするためにも、夏は特に水分補給が欠かせません。

 

夏の脳梗塞をどう予防する?

脳梗塞を予防するためにも、血液をドロドロにしないことが大切です。脱水症状にならないよう、外出時に汗をかいたときはもちろんのこと、涼しい室内でもこまめに水分補給を意識しましょう。のどが渇いたと感じた時にはすでに脱水が始まっています。なるべくのどの渇きを感じる前に水分補給をしましょう。

特に高齢者はのどの渇きを感じにくい傾向にありますので、時間を決めて定期的に水分補給をしましょう。

また、緑茶やコーヒーなどカフェインの入った飲料水や、ビールなどのアルコールは利尿作用があり、逆に水分を排出してしまいます。水分補給をする際には、それらの含まれていない水や麦茶などがおすすめです。

 

こんな時は要注意

手足や顔のマヒや、ろれつが回らない、歩けないなどの症状が起これば脳梗塞の前触れの可能性があります。血栓が一時的に血管を詰まらせて起こる発作ですが、血栓が小さいため発症から数十分程度で症状が落ち着いてしまい、放置されることがほとんどです。

しかし放置すると脳梗塞に移行するリスクが高い状態が維持されることになってしまいます。症状が悪いと感じた時は無理せず救急車を呼びましょう。

 

もしもの時に、保険は補償範囲内ですか?

突然ですが、もしもの時の保険の補償範囲内についてご存知でしょうか。

生命保険では成人病として、脳卒中「脳梗塞・脳内出血(くも膜下出血)」を補償対象とする商品がほとんどだと思います。

しかし脳梗塞や脳内出血と明示されなかった場合でも、脳血管疾患として「脳に付随する病気」に保険金が給付される商品も増えています。

また、脳血管疾患による平均入院日数は約90日といわれており、これより同等または短い給付日数だと十分な補償を得られない可能性があります。

 

夏の脳梗塞リスクを踏まえて、十分な水分補給を意識すると同時に、保険の見直しもしてはいかがでしょうか。

 

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