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コラム

インフレ時代の資産形成

物価の高騰が止まりませんね。
コンビニに行っても以前は100円で買えていたものが100円で買えなかったり、世間はクリスマスムードとなっていますが、バターや小麦粉などのケーキの材料が高騰しているため、ここ2年の値上げ幅は平均で約500円になっています。

インフレが生活に与える影響は大きいですが、今の日本の状況を見ると、
原材料価格の高騰と円安の影響であり、需要が増えているわけではありません。
どちらかというと買うことを控えてしまい、企業の利益はあまり増えていないという状況です。
利益が増えなければ従業員の給与も増えず、物価だけが上がるため購入できるモノやサービスの量が減ってしまい、実質的な所得が減って生活が苦しくなります。
いわゆる悪いインフレです。


このような状況において、さらに今後、毎年2%ずつ物価が上昇していくとします。
その場合、現在の1,000万円の実質的な価値は、20年後には約673万円。なんと資産の価値7割に目減りすることになります。
何もしなければ資産は減っていくだけという状況の中で、今こそ、資産形成をする時期であることを普段の生活の中でも強く感じます。

具体的にどのように自分の資産を増やしていくかは十人十色です。

自分に合ったスタイルをしっかりと選びたいものです。
ただ、資産運用を成功させるポイントとして言えることは分散投資長期投資の2点が重要であることは間違いありません。

インフレが起きてモノやサービスの価格が上がった場合でも、資産運用によってあらかじめ資産を増やしておけば、インフレによる影響を緩和できます。株式投資をはじめとした資産運用がインフレ対策として役立つため、分散投資と長期投資の2点を意識して、資産が減るリスクを抑えながら資産運用を検討していきましょう。

戻れるのであれば20代30代で何らかの資産形成をしておけばよかったなんて思っていませんか?

これからできることをやって20年後、30年後に「私、資産形成しておいてよかった♪」と言えるよう備えていきたいものです。