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コロナ疲れに効果的?幸せホルモンを生み出す方法とは。

自粛期間が続き、人とのコミュニケーションが減ったことでストレスを感じている方が増加しています。

実際に、とある調査会社が新型コロナウイルスによる日常生活への影響に関するアンケート調査を行ったところ、「自粛することに疲れている」と回答した割合は約45%、自分が感染することに不安を感じる人は70%という結果がでました。この結果から、感染拡大の疲れと不安に対するストレスが社会全体に広がっていることが分かります。

ストレスを感じる原因の1つはホルモン成分であり、精神の安定と深い関係があります。そのため、人間のホルモン成分について正しく理解し、幸せホルモンを分泌する事ができれば、自分自身の精神をコントロールする事が可能になります。

幸せホルモンとは
幸せホルモンとは、脳内ホルモンの一種です。
脳内ホルモンとは、脳内に分泌されるホルモンや神経伝達物質の総称です。
人間の脳には、心や身体を正常に保つため、100種類以上の脳内ホルモンが分泌されています。脳内物質ホルモンの中には、感情や意欲に大きな影響を与える物質も存在します。

・喜び
・楽しみ
・やる気

これらの幸福感を与える物質が「幸せホルモン」と呼ばれるものです。
「幸せホルモン」と呼ばれる代表的な物質は下記の3種類です。

・セロトニン
・ドーパミン
・オキシトシン

それぞれの物質の効能や増やし方を詳しくご説明していきます。

① セロトニン
「セロトニン」とは、心のバランスを整える作用があるホルモンです。セロトニンが分泌されると、他の神経伝達物質が暴走することを抑制し、平常心を保ちやすくなります。また、睡眠を促す「メラトニン」というホルモンの原料にもなり、質の高い睡眠にも繋がる効果があります。

セロトニンは、たんぱく質を摂取したり、太陽の光を浴びることで分泌されるほか、ウオーキングなどの運動によっても分泌されます。

② ドーパミン
「ドーパミン」は、うれしいことが起こると脳内で分泌されるホルモンです。分泌されると物事に対する意欲が湧くとされています。

ドーパミンは、小さな目標を達成することで分泌されるといわれています。また、チーズや納豆、かつお節などに含まれるアミノ酸「チロシン」の摂取も有効です。セロトニン同様、ウオーキングなどの運動によっても分泌されます。

③ オキシトシン
「オキシトシン」は、セロトニンと同様に心を落ち着かせる効果があるとされています。セロトニンとの違いは、分泌方法にあり、親しい人とのハグなどボディタッチで分泌されるという特徴があります。

幸せホルモンは、バランスのいい食事、質のいい睡眠、適度な運動を取り入れることで分泌を促すことができます。生活習慣を改善することが、ストレス解消に大きな効果をもたらすといえるでしょう。